写真提供:(一社)長崎県観光連盟

🔖:スポット

長崎市旧香港上海銀行長崎支店

ながさきしきゅうほんこんしゃんはいぎんこうながさきしてん

  • 明治の外国銀行が港町に残した本気の石造り

    コリント式円柱、連続アーチ、三角破風――1904年、入港する貿易商を迎えたその佇まいは、120年経った今も全然負けていない。

  • 孫文と梅屋庄吉。革命を支えた、長崎発の友情ってロマンすぎない?

    「君は兵を挙げたまえ、我は財を挙げて支援す」と言い切った梅屋庄吉の覚悟。2階展示はまるで歴史版『オーシャンズ11』、ただし友情と革命が主役。

  • 10万人の署名が、この洋館を解体から救った

    1987年、解体計画に立ち上がった長崎市民の本気。4年がかりの修復を経て蘇ったその外壁には、「残してよかった」という街の体温が宿っている。

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📝 知っておきたい基本のキ

住所
日本 | Japan 〒850-0921 長崎県長崎市松が枝町4−27 長崎市旧香港上海銀行記念館 Map ↗
HP
https://www.nmhc.jp/museum_hsb/
定休日
毎月第3月曜日(祝日の場合は翌日)
※その他メンテナンスの為休館する場合有
営業/開催時間
ミュージアム(2階および3階)9:00~17:00(最終入館は閉館の20分前まで)
多目的ホール(1階)9:00~17:00(日中)18:00~21:00(夜間)
※多目的ホールは現在新規受付を停止しております。
入場料
大人(高校生以上):300円 小中学生:150円 ※団体割引あり
SNS
https://www.instagram.com/honshanmuseum/https://www.facebook.com/hsbnagasaki/https://x.com/honshan_museum/
備考
※長崎県内の小・中学生は無料
※ 障害者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳)保持者及び介護者1名は常設展は無料
※ 障害者福祉サービス受給者証、地域相談支援受給者証、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証 の保持者及び介護者1名は常設展は無料

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  • 常設展示

🔍 ひとこと解説

長崎港に面した石造の洋館を前にしたとき、「これ、本当に現役の観光地でいいんだっけ?」と一瞬フリーズしてしまった。それくらい、旧香港上海銀行長崎支店記念館の存在感はズルい。1904年竣工。設計したのは建築家・下田菊太郎、その国内現存唯一の作品がここにある。煉瓦と石造を組み合わせたファサードに、コリント式円柱と連続アーチ。当時、神戸以西でただひとつの外国銀行建築として、明治の貿易商たちはこの正面玄関を通り抜けて為替を動かしていた。いわば「お金と歴史が交差するロビー」。
2階展示が特にグッとくる。孫文と梅屋庄吉の話だ。中国革命の父と長崎生まれの実業家が結んだ、国境も時代も飛び越えた友情と信頼の記録。梅屋庄吉が孫文に送り込んだ資金援助は現在価値に換算すると数千億円規模とも言われ、「すごいな長崎」という感情しか出てこない。歴史の教科書ではサラッと流れていくような出来事が、この空間では体温を持って迫ってくる。
建物自体の来歴もドラマチックだ。1931年の支店閉鎖後、警察署、歴史民俗資料館と用途を変えながら生き延びてきたこの洋館は、1987年に解体計画が浮上する。そこで長崎市民10万人が署名で「待った」をかけた。10万人、だ。ちょっとした映画のクライマックスじゃないか。その熱意に応えるように約4年の修復工事が行われ、1996年に記念館として再開館。重要文化財の指定もしっかり受けている。
入館料は大人300円。コリント式円柱と孫文の革命史と市民の意地が300円で体験できるなら、これはかなりお得な時間旅行だと思う。日没後はライトアップで幻想的な表情も見せてくれるので、グラバー園帰りの夕暮れ時に立ち寄ってみてほしい。長崎の夜景リストに、ひとつ格上げされた場所が加わるはずだ。

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