写真提供:(公財)名古屋観光コンベンションビューロー

🔖:スポット

文化のみち二葉館(名古屋市旧川上貞奴邸)

ぶんかのみちふたばかん

  • 写真提供:(公財)名古屋観光コンベンションビューロー

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  • 「初夏」が、100年越しに窓から降り注ぐ

    杉浦非水がデザインしたステンドグラスは、日本モダンデザインの原点。光の角度が変わるたびに表情を変える大広間は、タイムスリップ確定の場所だ。

  • 電力王の"家"は、大正時代のスマートホームだった

    各部屋のボタンを押すと事務室に部屋番号が表示される呼び鈴システム、大理石の配電盤、自家発電設備。停電しても、この屋敷だけが輝いていたというのだから、もう映画じゃないか。

  • 「あめりか屋」が建てた、東洋と西洋がぶつかり合う邸宅

    オレンジ屋根の洋館と、国の登録有形文化財にもなる和室が共存するこの空間。大正ロマンとは、結局このことを言うんだと思う。

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📝 知っておきたい基本のキ

住所
日本 | Japan 〒461-0014 愛知県名古屋市東区橦木町3丁目23 文化のみち二葉館 (旧川上貞奴邸) Map ↗
HP
https://www.futabakan.jp/index.html
定休日
月曜日(祝日の場合は直後の平日)
12月29日から1月3日
営業/開催時間
10:00~17:00
(貸室は20:30まで使用可)
入場料
大人(高校生以上) 個人 :200円 団体:160円
子ども(中学生以下) 個人 :無料 団体:無料
名古屋市敬老手帳   個人 :100円 団体:50円
SNS
https://www.instagram.com/futabakan/https://www.facebook.com/futabakan/?locale=ja_JP
備考
駐車場:建物北側に10台(駐車台数に限りがありますので、できるだけ公共交通機関をご利用ください。)
300円/1回 (30分以内は無料)
※精算機での現金支払いはできませんので、入館受付で駐車カードをお買い求めください。

入場料金に関して
・団体は20名以上(但し、無料入館者は除く)
・橦木館との共通券 大人320円 名古屋市敬老手帳160円
・障害者手帳等・特定医療費受給者証等をお持ちの方は無料です
※そのほかにも入館料の減免があります。詳しくは、入館料金の減免についてをご覧下さい。
電話での問い合わせも受け付けています。

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🔍 ひとこと解説

名古屋に、こんなに"濃い"場所があったのか。文化のみち二葉館に足を踏み入れると、まず天井から降ってくる光に気を取られる。杉浦非水がデザインし、日本初のステンドグラス工場・宇野澤ステインド硝子工場が手がけた「初夏」のステンドグラスだ。三越やカルピスのポスターで知られるグラフィックデザインの草分けが、義兄・福沢桃介のために描いたもの。アートとプライベートが地続きだった時代の、なんとも贅沢な産物である。
この建物に暮らした二人の人生が、まずとんでもない。川上貞奴は日本初の女優として海外を席巻し、「マダム貞奴」としてパリの社交界まで渡り歩いた人物。展示室には、若き日のピカソが描いた貞奴のデッサンまで残っている。ピカソが描いた、ですよ。財布のひもを緩める前に、まず気持ちが緩む。もう一方の主役、電力王・福沢桃介は慶應義塾の創設者・福沢諭吉の娘婿で、木曽川の水力を使って名古屋の近代化を牽引した人物だ。その彼が設えた邸宅の電気設備が、これがもう大正時代とは思えないレベルで先進的。部屋ごとに呼び鈴が配置され、大理石の配電盤で自家発電まで完備。周囲一帯が停電しても、この屋敷だけが光っていたという逸話は、何かのSFの一節みたいで笑ってしまうけれど、本当の話だ。
建物自体も見ごたえ十分で、設計したのは1909年創業のハウスメーカー「あめりか屋」。オレンジの洋風屋根と国の登録有形文化財である和室が、どういうわけか違和感なく並んでいる。大正という時代が持っていた、なんでも混ぜてしまえという楽観的なエネルギーが、そのまま建築になったような感じだ。入館料は大人200円。これ、間違いなく名古屋で一番コスパの良い200円だと思う。

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