写真提供:(公社)栃木県観光物産協会

🔖:スポット

イタリア大使館別荘記念園

いたりあたいしかんべっそうきねんこうえん

  • 写真提供:(公社)栃木県観光物産協会

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  • アントニン・レーモンドが仕掛けた"和洋のトリック"

    日光杉の樹皮を市松に貼り込んだ外壁、杉皮が息づく天井。チェコ生まれの建築家が、日本の素材でつくり上げたこの異国建築、答え合わせがずっと楽しい。

  • ここ、かつて"湖畔の国際村"だった

    明治から昭和初期、中禅寺湖畔には各国大使館の別荘が肩を並べていた。副邸の歴史館に入ると、ヨットレースに興じる外交官たちの写真が待ち受けている。

  • 男体山を肴に、テラスでコーヒーを一杯

    湖畔に張り出した広縁からの眺めは、ため息もの。カフェ「コモ」で手にしたカップを傾けながら、100年前の避暑客と同じ景色を独占する贅沢。

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📝 知っておきたい基本のキ

住所
日本 | Japan 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠2482 イタリア大使館別荘記念公園 Map ↗
HP
https://www.nikko-nsm.co.jp/italy.html
定休日
5月~11月 無休
4月 月曜日(祝日の場合、翌日以降に振り替え)
営業/開催時間
4月 9:00~16:00
5月~11月10日 9:00~17:00
11月11日~11月30日 9:00~16:00
入場料
大人(高校生以上)通常料金 : 300円 英国大使館共通券 :450円
小人(4才~中学生)通常料金 :150円 英国大使館共通券 : 200円

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🔍 ひとこと解説

中禅寺湖に、こんな場所があったなんて。1928年、イタリア大使館の夏季別荘としてこの建物が中禅寺湖畔に生まれた。設計を手がけたのはアントニン・レーモンド。チェコ・プラハ出身でありながら、日本の近代建築史にがっしりと名前を刻んだ人物だ。フランク・ロイド・ライトの帝国ホテル建設に携わるために来日し、そのまま日本に根を張ったという、なんともドラマチックな経歴の持ち主である。
彼がここで選んだのは、日光杉の樹皮と薄板を組み合わせた市松模様の外壁。天井には杉皮をそのまま張り、自然素材の持つ呼吸感を室内に引き込んでいる。ヨーロッパ的な別荘建築の骨格に、日本の職人技と森の素材が混ざり込んだこの空間は、どこか映画『グランド・ブダペスト・ホテル』的な"ノスタルジックでちょっと変"な佇まいがある。建築ファンでなくても、なぜかしばらく動けなくなる。
館内には当時の家具や暖炉がそのまま置かれ、1997年まで歴代のイタリア大使が実際に使っていた生活の気配が残っている。副邸の「国際避暑地歴史館」に足を踏み入れると、かつてこの湖畔がいかに国際色豊かな社交場だったかが分かってくる。ヨットレース、フライフィッシング、各国外交官たちのピクニック。夏の中禅寺湖は、東京からやってきた外交団の"避暑リゾート"として賑わっていたのだ。大使館の別荘が何棟も並んでいた時代の写真を見ていると、この場所が秘めているスケールに少しくらくらする。入園料は大人300円。いまどき美術館の図録より安いこの金額で、湖畔のテラスから男体山を眺め、カフェ「コモ」でコーヒーを飲み、レーモンドの空間に浸れる。日光に来たなら東照宮だけで帰るのは、ちょっともったいない。

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