十輪寺えんま堂の骨董市、実はちょっとした秘密基地。新潟駅から電車に揺られること約1時間以上。降り立った瞬間から、タイムスリップした気分になれる。そう、まるでインディ・ジョーンズの新作が始まるような、そんなワクワク感がある。ここでは、昭和レトロなぬいぐるみたちが「連れて帰って！」って語りかけてきたり、青磁の小皿が「実は私、すごい子なのよ」って主張してたり。古布を扱うお店では、着物がこっそり新しい人生を待っている。そう、古いものたちの「セカンドライフ」を見守る場所。
骨董市って聞くと、なんだか敷居が高く感じるかもしれない。でも、ここは違う。比較的小規模な市だからこそ、初心者でも気軽に楽しめる。というか、むしろ知らないほうが楽しいかも！？だって、予期せぬ発見や偶然の出会いこそが、この市の醍醐味なんだから。3月から10月まで、毎月第4日曜日。この日は、いつもの村上の街が特別な顔を見せてくれる。古い町家の軒先で、時間がゆっくり流れる。出店者さんとの会話も、まるで昔からの知り合いのよう。そこかしこで、「これ、いいでしょ？」「うんうん、わかる〜！」なんて会話が聞こえてくる。
来るなら朝イチがおすすめ。でも、焦る必要はない。30分もあれば全部見て回れる小規模な市場だけど、その分じっくり見られる。あとは、周辺の寺社を散策したり、地元のカフェで一息ついたり。そうそう、これ超重要！各店舗の商品には、必ずその子なりの物語がある。出店者さんに「この子の来歴は？」なんて聞いてみるのも楽しいかも。