世田谷ボロ市って、まるでウェス・アンダーソンの映画に出てきそうなレトロ感とモダンさが絶妙にミックスした空間。1578年から続く市場なんて、タイムマシンかよ！って感じがするけど、実はいまの時代にピッタリ。だって考えてみて。サステナブルでエコ、しかもレトロ可愛いものが手に入る。まさに、今どきのシティボーイ＆ガールが求めているものが詰まってる。
朝イチで来場すると、まるでトレジャーハンターになった気分。まだ誰も触れていない掘り出し物に出会えるチャンス。でも正直、午後からゆっくり来るのも全然アリ。提灯が灯り始める頃の雰囲気が、どこか『千と千尋の神隠し』の世界みたいで素敵。実は、この市場での極意がある。ひとつは、動きやすい服装は必須。特に足元は要注意。なんせ700店舗も回るかもしれないから。もうひとつは、防寒対策。冬の風は結構冷たいので、お洒落な装いと機能性を両立させた重ね着がマスト。
あと、名物の代官餅も忘れずに。これ、食べないと「来た意味ある？」ってくらいの必食アイテム。
面白いのは、ここに集まる人たちの多様性。骨董品マニアはもちろん、古着好きの若者、カメラを持ったスナップハンター、食べ歩きを楽しむフーディーまで。みんなが自分なりの楽しみ方を見つけられる、そんな懐の深さがある。世田谷駅か上町駅から徒歩3分という絶好のロケーション。車は無理ですが、それもまた粋。電車で来て、のんびり歩いて、時には立ち止まって、そんな江戸時代からの伝統的な楽しみ方で良い。
そうそう、天気予報は要チェック。雨でも開催されるけど、傘を片手に見て回るのは少し大変。晴れの日を狙って訪れるのがベスト。でも、小雨の日なら、しっとりした雰囲気も乙なもの。粋な買い物が楽しめるかもしれない。