安城骨董・蚤の市って、まるで昭和のレコード屋さんみたいな心地よさがある。年4回ほど、安城市民会館サルビアホールに集まる骨董品たちは、それぞれが映画『アメリ』のように不思議な物語を持っている。ここでしか出会えない宝物との出会いを求めて、みんな足を運ぶ。たくさんある盃コレクションは圧巻。まるでウェス・アンダーソンの映画のワンシーンみたいに、ちょっとシュールで心惹かれる世界が広がっている。
特におすすめなのが、着物や古布のお店巡り。昭和の匂いがプンプンする専門店に、古布を扱うお店が数軒。まるでおばあちゃんの箪笥の中をのぞき込むような、そんなワクワク感がある。書画骨董に美術品、古民芸に焼き物まで。これ、絶対に時間が足りなくなるやつ...。開場直後は超パニック！でも、お昼過ぎからはまったりモード。これ、実はベストタイミングかも。JR安城駅から歩いて15分。この距離がちょうどいい。スマホの待ち受けみたいに素敵な一点物との出会いを探しに行かない？
公共施設でやってるから、なんだか懐かしい文化祭みたいな雰囲気もいい感じ。季節ごとに品ぞろえも変わるから、年3～4回開催がちょうどいいペース。一度来たら、きっとまた来たくなる。そんな不思議な魅力がある場所。あ、でも欲しいものがあったら、その場で決断！なんて言うと焦らせちゃうかも。でも、本当にそう。良いものは、あっという間に旅立っていくから。骨董品との出会いって、まるで恋愛みたい。一期一会を大切にしたいよね。