古き良きものと、新しい空気が出会う場所。そう、まるでタイムスリップしたような体験ができるのが、おしろ蚤の市。知る人ぞ知る九州随一の古物市として、いつしか育ってきたこの場所。でも最近は、若いクリエイターたちの手による現代的な解釈や、地元フードの出店も増えてきて、ただの「古い物」を売る場所じゃなくなってきている。
ここでしか出会えない80店舗。その中には、まるでインディ・ジョーンズが探し求めたような珍品も。でも実は、本当の宝物は物だけじゃない。古物に詳しい出店者との会話や、同じ趣味の仲間との出会い。そんな人と人との繋がりも、このイベントならではの醍醐味かもしれない。おすすめは、朝一番での来場。まだ空気が澄んでいる早朝の神社で、お気に入りの一点を探す。その後は、地元グルメで小休憩。そして午後は、お隣の熊本城までお散歩。これ、休日の過ごし方として最高じゃない？
雨の日でも開催されるので、傘を片手に訪れるのもまた乙なもの。雨上がりの石畳と古道具たち。この組み合わせ、なんだかグッとくるんです。駐車場は近くのコインパーキングを使うことになりますが、それも街歩きの一部として楽しんでしまおう。来月の開催が待ち遠しい。きっとまた新しい発見があるはず。だって、この蚤の市には「いつもの」に加えて、「はじめまして」が必ずあるから。