我楽多市、その名前を聞いただけで、どこか懐かしさを感じない？ 「我楽多」というネーミング、なんだか昭和の匂いがプンプンしてて、なんともいえない魅力。岐阜県高山市のさんまち通りで、4月～10月の毎月第1日曜日に開かれるこの骨董市は、まるで古き良き日本の断片を集めた生きた博物館みたいなもの。この骨董市、昭和57年からずっと続いている。つまり、あなたのお父さんがまだ若かった頃から、ここではお宝探しが行われていた。これって、すごくない？ 時間を超えてつながる何かを感じてしまう、そんな場所。
春慶塗や一位一刀彫が並ぶ光景は、まるでジブリ映画の一場面みたいに心に残る。木のぬくもりが伝わってくる木工品、時を経ても色褪せない漆器の輝き…。古い町並みを背景に、これらが並ぶ姿は、まさにインスタ映え確実じゃない？ でも、写真を撮るより、実際に手に取って、その質感を感じることがおすすめ。観光客で賑わう昼間も魅力的だけど、朝イチが本当の勝負どころ。午前9時、まだ朝日が柔らかい時間。お店の人とゆっくり会話しながら、じっくり品物を見られる。「これ、どこで使われてたんですか？」なんて質問すると、思わぬストーリーが聞けることも。そういう会話の一つ一つが、骨董品の価値をさらに高めてくれる。
我楽多市は買い物だけじゃなく、飛騨の文化体験の場でもある。古物商が集まるこの場所で、あなただけの一期一会を見つけて。そして、骨董探しに疲れたら、ぜひ近くで飛騨牛を堪能してみて。昔の暮らしに思いを馳せながら、現代の贅沢を味わう。これぞ、最高の週末の過ごし方じゃない。お財布の紐、緩みそうな予感…。でも、この高山での体験は、お金では買えない価値があるはず。次の我楽多市、カレンダーにマークしておいた方がいいかも！