仙台の空の下で40年近く続くこの骨董市、実は今、密かなムーブメントが起きている。
かつては「古いものは古い人のもの」なんて思われがちだった骨董市。でも、この東照宮の骨董市に来ると、そんな固定観念が木っ端微塵に吹き飛ぶ。まるでウェス・アンダーソンの映画のワンシーンのように、レトロでポップな空間が広がっている。
ここでは、昭和の懐かしい家電がまるでスタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』に出てきそうなSF感を放っていたり、古い着物がまるで今どきのストリートファッションのように新鮮に見えてきたり。時代を超えたクールさが、そこかしこに散りばめられている。
特に面白いのが、出店者さんたちとの会話。骨董品のプロフェッショナルたちは、まるでネットフリックスの人気シリーズのナレーターのように、一つ一つのアイテムにまつわる物語を語ってくれる。「これ、実は○○なんですよ」って聞くたびに、「えっ、マジで！？」って驚かされる。
朝イチで来場すれば、まだ誰も触れていない掘り出し物に出会えるチャンス大。でも、お昼過ぎに来ても、また違った楽しみ方がある。出店者さんたちとゆっくり話ができるし、値段も少しお得になることも。「これいくらですか？」って聞くところから、思わぬ掘り出し物との出会いが始まったりするかも。
ちなみに、うまい攻略法を一つ。仙台古民具骨董青空市に参加している店舗のSNSをチェックしておくと、その日の目玉商品や雰囲気がわかる。まるでゲームの攻略本を手に入れたような気分で、お目当ての逸品をゲットできるかも。
お財布の中身は千円からOK。でも、見て回るだけでも十分楽しい。古道具たちが織りなす時空を超えた物語の中で、あなただけの「これだ！」との出会いを楽しもう。やばい、これ絶対はまっちゃうやつです...。