時を越える宝物たちと過ごす、特別な3日間東京ビッグサイトの南4ホールに足を踏み入れた瞬間、空気が違う。そう、ここは「骨董グランデ」の世界。全国から集結した250店舗の骨董屋さんやアンティークディーラーたちが、とっておきの品々を携えて、あなたを待っている。この空間には、時間が積み重なっている。古い唐津の器には、何百年もの間に染み込んだ暮らしの痕跡。中国の青磁には、はるか彼方からやってきた技術と美意識。フランスのバカラやラリックのグラスからは、西洋の洗練された輝きが放たれる。まるでNetflixの時代劇を全部まとめて体験しているような、圧倒的な歴史の厚み。でも、このイベントの魅力は「見るだけ」じゃない。実際に手に取って、その重みや質感を確かめられるってのが最高なんだ。財布の紐が緩むのを感じつつも、その価値に納得してしまう瞬間がたまらない。
特別展示では「Congratulations 昭和100年」のテーマに基づき、懐かしいブリキ缶や化粧瓶、おもちゃやインテリアなど昭和レトロなアンティークたちにたくさん出会えるみたい。そして見逃せないのが「金つぎ」や「アクセサリーの修理」が体験できる修理工房。壊れたものを捨てるんじゃなく、修復して愛し続ける。SDGsを超えた、昔ながらのサステナブルな考え方にグッとくる。会場内には年配の常連さんから若いカップル、家族連れまで、年齢層も幅広い。「これってなんだろう？」と質問すると、ディーラーさんが目を輝かせながら熱く語ってくれる。そんな交流も、このイベントの醍醐味。同じ趣味を持つ人との偶然の出会いは、古いモノ以上の価値があるかもしれない。
東京ビッグサイトへのアクセスは抜群だけど、掘り出し物を見つけたいなら早朝に行くのがコツ。10時の開場と同時に入れば、まだ人が少ない中でゆっくり品定めができる。「あっ、これ欲しかったやつ！」って思ったら、迷わず声をかけるのが鉄則。明日来たときには、もうないかもしれないんだから。「骨董グランデ」は、単なるショッピングの場所じゃない。時を超えた物語との出会いの場であり、新しい価値観に触れる機会でもある。4月18日から20日までの3日間、平凡な日常から一歩踏み出して、少し特別な時間を過ごしてみない？きっと、あなたの部屋に置きたくなる"一生モノ"が見つかるはず。