青山の空の下で開かれる、この不思議なマーケット。まるでナショナル・トレジャーのベンジャミン・ゲイツが現代に転生して、おしゃれなセレクトショップを開いちゃったみたいな空間が広がる。
国連大学前の広場に、たくさんの個性派ショップが大集合。ここには、まるでグランド・ブダペスト・ホテルのバックヤードから飛び出してきたような食器や、60年代のパリで見つけたんじゃないかって思えるアクセサリー、誰かの大切な思い出が詰まった古写真など、時代を超えた宝物たちが並ぶ。
ここに並ぶ色鮮やかな古着は、まるでビンテージワインのように年代物の味わいを醸し出してて、見てるだけでも楽しい。また食器たちは、まるでダウントン・アビーのダイニングルームから持ち出されてきたんじゃないかって思うような気品を漂わせている。
ここでの買い物は、単なるショッピングじゃない。それは、タイムトラベラーになった気分で、時代という海を泳ぎながら、自分だけの宝物を探す冒険。同じ"掘り出し物"愛に目覚めた仲間たちと、「これ、どこで見つけたの？」って会話が自然と生まれる、そんな場所。
朝イチで来場すれば、まだ誰も見つけていない原石に出会えるかも。でも、お昼過ぎに来ても大丈夫。古道具たちの間を縫うように、新鮮な野菜やホクホクのスイーツが顔を覗かせてて、お腹を満たしながらの宝探しも楽しめちゃう。
雨の日でも開催されるこのマーケット、まるで昭和の商店街とヨーロッパの蚤の市が融合したような、不思議な魅力に溢れている。時には、思いがけない掘り出し物に出会えることも。それこそが、このマーケットの一番の醍醐味かもしれない。