週末の朝、東京駅から歩いてくると、まるでタランティーノの映画みたいに異空間が広がる。そう、ここは大江戸骨董市。街のど真ん中で時間旅行ができちゃう、東京の隠れた観光スポット。
毎月第1・第3日曜日、東京国際フォーラムの広場に約250軒のお店が集合。レトロでポップな世界が出現する。でも、実はここすごくシリアス。だって、掘り出し物に出会えるチャンスなんだもの。
朝9時から夕方4時まで、古道具たちが新しい持ち主との出会いを待っている。アンティーク着物に昭和レトロな雑貨、ヨーロッパから来た食器たち。それぞれのアイテムに、誰かの人生が刻まれている。なんだか映画『アメリ』のワンシーンみたいでしょ？
初めての人は、朝イチがおすすめ。10時過ぎると、みんな同じことを考えているらしく、結構な人出に。でも、それもまた楽しい。古道具好きが集まる、まるで文化祭のような雰囲気がたまらない。
入場料がタダってのも、グッときちゃうポイント。お財布の中身は、掘り出し物との運命の出会いのために取っておける。雨の日は中止になっちゃうので、行く前に公式サイトをチェックするのは必須。でも、その方が晴れた日に出会える喜びが大きいような気がする。
ここでのお買い物は、まるでタイムスリップしながらの宝探し。「え、これいくらなの！？」ってびっくりする掘り出し物や、「なんだこれ！？」って不思議なモノとの出会いが待っている。古道具との出会いって、まるで70年代の名盤との出会いみたいなもの。一期一会を大切にしたいよね。
そうそう、お腹が空いたら会場近くのカフェで一休み。古い物に囲まれながらのコーヒーブレイク、最高です。ここで過ごす時間は、忙しい仙台の真ん中で見つけた、ちょっとレトロでちょっとお洒落な、特別な瞬間になるはず。